北朝鮮の弾道ミサイル、日本海に落下 潜水艦から発射か

A woman walks past a television news screen showing file footage of a North Korean missile launch, at a railway station in Seoul on September 10, 2019.

画像提供, AFP/Getty Images

画像説明, 北朝鮮はこのところミサイルを繰り返し発射している(写真は9月10日、ソウルで撮影)

韓国当局は2日、北朝鮮が潜水艦から弾道ミサイルを発射した可能性が高いと発表した。ミサイルは約450キロ先の日本海に落下したとみられる。

韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は午前7時11分ごろ、元山(ウォンサン)港付近の海上からミサイルを発射したとみられる。

また、このミサイルの高度は910キロメートルに達したという。

北朝鮮はミサイル発射の数時間前に、アメリカとの非核化協議を4日にも再開すると発表したばかり。

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ミサイル発射のニュースは当初、2発が発射され、うち少なくとも1発が日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したと報じられた。

韓国の聯合ニュースによると、韓国国家安全保障会議は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)が発射された「可能性に重きを置く」と説明している。

日本の安倍晋三首相は2日朝、記者団に、北朝鮮が2発の弾道ミサイルを発射したと説明。

「このような、弾道ミサイルの発射は国連決議違反であり、厳重に抗議し、強く非難します。この後、国家安全保障会議を開催し、状況の集約や対応について協議します」と述べた。